ウェイストボックスにとって、2008年は大きな年でした。
京都議定書のスタート、そしてもう一つはリーマンショックがありました。
ウェイストボックスでは、2007年末頃から徐々にですが、CO2算出の仕事を貰うようになっていました。主にエコ商品の販売や仕入れの関係で知り合った企業さんから、”エコ商品を売っているのだけど、どれだけ環境負荷を下げているか知りたい”というような話が多くなってきたのです。
リサイクル品の多くは、再生工程の為に思った以上にエネルギーを使う場合も多く、多くの企業担当者がエコ商品とはいいつつも、本当にエコかどうかを結構心配していたのです。実際そうしたエコ商品はLCAをやってみると、バージン材から作る場合に比べて、環境負荷は高くなっていることが結構ありました。ただ、公表するかどうかは別として、こうした数値的な根拠を持ちたいというニーズは結構強いものがありました。
そして、その延長として、算出したCO2排出量を排出権を用いてカーボン・オフセットするというサービスも始めました。当初は、排出権のことなど全く知らなかったのですが、たまたま前職の会社がイギリスの企業と提携し、日本でもカーボンオフセットサービスを始めており、いろいろ技術指導をしてもらったのです。
カーボン・オフセットとは、話としてはそれほど難しいものではないのですが、しっかりやろうと思うと排出量算出については、LCAやCFPなどの知識が必要になってしまいますし、排出権の移転・無効化についての知識も必要になってしまいます。その点リサイクルワンは、既にかなりの件数をやっていたので、最新の技術や知識を教えてもらうことができました。
政府のほうでも、京都議定書のスタートに合わせて、国内クレジット制度や、J−VER制度などの国内の排出権取引制度、カーボン・フットプリントなどのCO2算定基準などが、急ピッチで整備されていました。
ウェイストボックスでも、こうした社会の流れの変化をうけて、それまでのゴミの売買という仕事からCO2算定事業に徐々に軸足を移しました。CO2算出の仕事を請け負うことによって、徐々に社員を雇う余裕が出てきて、やっと少し会社っぽくなったのはこの頃でした。
2008年には、携帯で商品のCO2排出量を見える化するサービスであるカーボントレースをを発表し、まさにこれからという雰囲気になっていました。
そんなところを今度はリーマンショックが襲います・・・。